ダンジョン街【ホール】

“街中の主な施設”

~月の滴~

『世界樹』、『無限城』、『混沌の坩堝』――呼び名なんて何でもいい。
そのダンジョンを探索する者たちが主に利用している宿場であり酒場。
仕事斡旋所も兼ねており、荒事や肉体労働の依頼を主に取り扱っている。
食事は安い、多い、不味いが三拍子揃っている。


~総合鍛錬所~

ダンジョンを挑むものたちが日々研鑽を重ねるための施設。
古今東西の様々な鍛錬ができる設備が取り揃えられている。
水源が近くにあるため、混浴の入浴施設も用意されているが割高となっている。
勿論冒険者同士の手合わせも自由。
ただし同意があってもやりすぎは当然の御法度。あくまでも街中の施設であることを留意しよう。


~修復士本拠『クレイマン』~

ダンジョンの呪いの及ぶすぐそばに作られた修復士の仕事場。
損壊の度合いに応じて蘇生の難易度もまた異なり、
酷いものは運び込むことができず置き去りになっているため、円熟した修復士は自らダンジョンに潜り蘇生を試みに向かう。
生まれてから歴史が浅く熟練者も少ない組織のため、人手不足の影響で運び込まれてからも蘇生に時間が掛かることがままある。
修復士の需要は高く、冒険者の中には事前に彼らを雇い共に迷宮を攻略しようとするものもいる。

現在の修復士の高額な蘇生の方針を決めたのは今のギルド長。
性格は三流、実力は二流、商才は一流と称されており組織の土台を確固たるものとしたが、
足元をみている状況に恨みを抱くものも少なくない。

蘇生の代金を高額にした影響で、ダンジョン内で蘇生を行うとそれを踏み倒そうと襲い掛かるものもいる。
そういったもの達はブラックリストとして扱われて情報を共有されるが、それでも迷宮に潜って消息を絶つ修復士は今も絶えないようだ。