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ジナヴラ
Last Update:2024/03/24(日) 04:25

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3
素早さ3
タフネス4
知力4
感覚3
集中4
精神力5
器用さ4
身長170cm
体重49kg
特技1護身術
特技2医学
特技3薬学
職業医者
種族人間
性別女性
性趣向マゾ
外見年齢22
実年齢22
出身国騎士王国ジハード
経済力標準
写真・画像など1710071114.png


 ▼Comment
【名前】

 ジナヴラ(Ginevra)
 光の子を意味する洗礼名。

 本名はジュヌヴィエーヴ(Genevieve)
 生涯を献身的に過ごした聖女、あるいは裏切りの王妃。


【外見】

 黒衣に鳥の頭蓋骨に似た防毒面、医療鞄等を吊るしたベルト、診察杖を帯びた医者。
 各所にパプテス教エゼキエル派医療教会を示す三叉十字の意匠が見られる。
 黒衣の下:

 素顔は灰の髪に赤い瞳の女性。
 体型は年相応。やや血の気の薄い青白い肌。
 所々に汗疹がある。


【概要】

 パプテス教エゼキエル派医療教会に所属する司祭。
 迷宮街にある小さな施療院を任されており、冒険者たちの治療・死体の修復を行っている。

 といっても修復士たちのような蘇生、祝祷術による治療ではなく、
 行われるのは「医術による治療・修復」。
 事前に治療し、肉体や死体の状態を整えることで、
 その後の回復魔法や蘇生儀式の効率が向上するのだ。
 また要望があれば躊躇なく迷宮内まで治療や死体の回収に赴くし、
 冒険者たちのために死体回収用の装備提供も行う。
 迷宮に赴いた際も積極戦闘は行わないものの、自衛戦闘に関しては躊躇なく応じ、
 棒術で脅威を退けて死体を回収する。
 これらを「喜捨をお気持ちだけで結構」という無償の奉仕で行っているため、
 「先生」として冒険者たちからは一定の好感を得ている。
 死体回収の世話になった冒険者間では「その時の所持金の半分」を
 寄付金とするのが不文律となっているようだ。

 ……が、問題はその「医学」にある。
 傷を縫合し、焼鏝で止血し、瀉血して悪い血を抜き、
 下剤で悪い胆汁を抜き、食い込んだ牙や鎧を砕いて鋸で四肢を切断し……。
 とにかく痛いし、当然その後で回復魔法などの治療を受けた時の効果は大きいが、
 正直言ってあまり受けたい施術ではない。
 そのため「診てもらえるのはありがたいけど診てもらいたくない」が主な評価となっている。
 もっとも、迷宮の中まで飛び込んで治療や死体回収をしてくれる医者などそうはいない。
 だから、ありがたい事は間違いないのだが。

 一方でクレイマンの修復士たちからは「仕事を楽にしてくれる」、
 あるいは「此方の仕事を奪っている」と両極端の意見がある。
 また異なる体系の医学を学んでいる者の中には「めちゃくちゃ」「ヤブ医者」などと謗る者もいる。
 無償で治療を施してくれることから感謝する住人もいる。
 つまり、非冒険者からの評価は様々。

 ちなみにほとんどいつも嘴面の黒衣をまとって活動しているため、
 その性別について賭けを行っている者たちもいるらしい。
 たまに素顔で応対するときもあり、遭遇できると運が良いということで、
 ゲン担ぎに冒険前に施療院を訪れる者も多い。

 過去について当人は語らないが、怪物がもたらした流行病で家族友人が死ぬ中、
 一人生き延び医療教会に保護された孤児だとか。

 なお最近の悩みは汗疹。


【TIPS】


医療教会の診察杖
 パプテス教エゼキエル派医療教会の医師たる証。
 時に病に侵された患者を手で触れずに診察するために用いられ、
 時に様々な脅威から医師がその身を守るために振るわれる。
 柄の仕掛けを作動させることで分離し、蛇腹の如き刃を持った鞭に姿を変える。
 その肉体を治療するには、その魂を救う以外に術がない患者もいるのだ。



医療教会の黒衣
 パプテス教エゼキエル派医療教会の医師の装束。
 瘴気の侵入を防ぐ帽子、患者の視線から病魔が入ることを防ぐ接眼鏡、
 毒を防ぐ香草を詰めた嘴面、蝋を塗った革の装束など。
 どれほど身を守れるかは不明だが、可能な限りの工夫が施された。
 その事実こそが医療者たちの心を守っている。



医療教会の三叉十字
 パプテス教エゼキエル派医療教会の胸前十字架(ペクトラルクロス)。
 かつて聖エゼキエルは神に縋るのではなく、人の手で人を救わんと志した。
 神を否定する異端にも通じうる思想だが、医療者の戦いは神への信仰によって支えられる。
 真の光の導きがあらんことを。



薬品類
・万能薬
 水銀をもとに生成した薬。赤い血の色をしている。
 服用することで強烈な下剤効果と、唾液の過剰分泌をもたらす。
 これによって体内の毒素を腸と口から排出できる。
 少なくとも、そう信じられている。

・沈香の膏薬
 没薬と沈香を練り合わせた軟膏。
 鎮痛効果があり、火傷や外傷に塗布される。
 服用すると胃の調子を整え、悪い胆汁を排出する下剤にもなる。
「医者いらず」だが、医者にとっては必要なものだ。

・霊薬
 ミノタウロスの血を素材とした水薬。
 オリーブ油、テレビン油、ぶどう酒、塩、迷迭香、水銀を混ぜ、
 霊薬制作の作法に則り聖なる祈りを捧げ、長時間煮立てたもの。
 活力、生命力にあふれる者の血肉を取り込む事で体力を賦活する。
 そう信じられているという事実が、憂い顔の騎士の命を救った。

・鎮静剤
 血石の粉末、ベラドンナ、蜂蜜で作られた水薬。
 心を落ち着かせる……というより麻痺させる。
 大量に服用すると異常興奮を引き起こすため、容量用法に注意。
 無論、あらゆる薬品に言えることだが。




医療鞄
・焼鏝
・携帯式火炉(ふいご付)
・かなばさみ
・鋸
・手斧
・手鉤
・柄つき剃刀
・瀉血瓶
・縫合針
・縫合糸(羊腸)
・火酒(気付用)

  等々……



提供物品
・死体袋
・トング
・スコップ
・牽引および固定用ロープ
・汚れ作業用の外套
・手袋
・防水シート(帆布製)
・防毒面(完全濾過は不可能)
・消臭剤(香草を酒精に漬け込んだもの)
・火酒(気付用)
・手拭
・石鹸
・固定具付きベルト
・台車(貸出)



嘴面医師の手記
・患者の治療 腹部を殴打される やはり横着せず治療台に拘束すべき
・迷宮から死体の回収 ミノタウロスの血を採取
 (アクア):悲鳴。迷宮のバンシーか?
 黒い汚れ:迷宮の獣。屍を喰らう、自然の葬儀者。★2
・回収した死体をクレイマンに収める
 (イム):修復士。蘇生能力はあるにせよ学のない人物。信用ならない。
 ミーコ(ルナ):セネックスの学生。ミノタウロス討伐者。薬品提供の約束。
・霊薬の制作、催淫効果を受けた患者の…………治療。スライムの体液を受け取る
 複数回の行為の結果、毒を抜く事はできた……ように思う。
 (バルタザール):解毒を求められ……治療を、施す。
・霊薬の配達、セネックス魔法学院遺物研究探索部に
・港の臨検、検疫の手伝いを行う
 シャープネス(ヴィルジニア):女性船長



【経験点】

・日常P:7/5
・戦闘P:2/6

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Pass:
Miniりすと v4.01