【名前】 ウィザード。愛称はウィズ。 ウィズ先生と呼ばれることが多い。
【容姿、特徴】 細身の身体、高めの身長、さらさらの銀髪。 明るい笑顔、正しい姿勢、滑舌が良く聴きとりやすい声。
魔力を喪失し学園を去る学生。仄暗い性的倒錯。そして秘密。
【来歴】 セネックス魔法学院で魔術を研究しつつ、それを教える教員。 分野を一つに絞らず、浅く広く魔術を学んでいる。
魔術の道一つを極めるのに定命の者が生涯をかけたとして、恐らく六合目まで登れるかどうか。 そういった意味では、まるでつまみ食いのようにいろんな分野に精を出す姿は、 魔術師としては異端かもしれない。 更に、魔法の道に身を置きながら、魔法やそれに関する技術に否定的な発言をすることがあり、 それに頼ることを快く思っていないような言動がある。 だのに名前が「ウィザード」だ。馬鹿にしていると思われても仕方ない。 (言動から「閉鎖派」と思われがちだが、明確に所属しているわけではない)
魔術で何かに特化しているわけではないが、知識としては幅広いため、 講義は初歩的なものや各種魔法の概論、他教員の講義の補助が多い。 その他魔術師にとってはとても耳の痛い 「魔法倫理学」を担当する数少ない講師でもある。 暴走しがちな教員、生徒を引き留める役割であることが多い。 生徒の研究の手助けや、フィールドワークにも付き添う。
彼女の正体は、あらゆる「魔」を封印する退魔師である。 ここでいう「魔」とは、悪魔や悪霊に限らず、魔法、エーテル、精霊、神、 それらの力を行使するもの、魔道生物など全てを対象とする。 そして秘密裏に、セネックス魔法学院の魔術師達の魔法を封じようとしている。
【性格】 明るく社交的である。好意であれ敵意であれ、交友関係は広い。 時に人を助け、時に口説き、時に口説かせ、時に突き放し、常に人と関係を持とうとする。 基本的には生徒には優しい。
しかしそれらは全て、後述する能力による強制性交と、繁殖を目的としたものだ。
【スキル】 以下のスキルは、条件を満たすことで習得できるものとする。 未収得のものは□、習得済のものは■で記載する。
■NTR(Natural Terraforming Radiation):常時発動 1)対象者の魔力は時間をかけて減退していき、やがて魔法的な才能を一切消失する。 神や悪魔、精霊といった存在を感じることができず、全くの――全くの一般人になる。 発動条件は、ウィザード本人と長期にわたり交流し続けること。 その関係が深いものであればあるほど症状の進行は早くなる。 一度減退してもウィザードと距離を取れば、時間経過とともに回復することもある。 しかし、一度完全に魔力を消失してしまった場合は、自然回復しない。 (それを回復する手段もどこかには存在するだろう)
2)対象者にはウィザード本人の遺伝情報が転記され、 常染色体強制遺伝として、対象の子孫は高い確率で魔法の才能を失う。 そして子孫の中から、一定数の「ウィザード」が産まれる。
3)拡大したウィザードの子孫が全人類の7割以上に達した時、子孫は突如力を解放する。 超常への扉は閉ざされ、人類はあらゆる魔法の才能を消失する。 それを達成するには何千年後か、何万年後か。 あるいは魔法の叡智や生命の多様性に阻まれるかもしれない。
4)最近、セネックス魔法学院では2名の学生が突然魔力を消失し、退学。 1名の教員が魔力の減退を報告している。
5)ウィザードはこの魔術の詳細を本能で理解している。
※この技術は、キャラクターのロールを行う上で設定したものです。 世界観的に影響力の少ないNPCに行使する描写をします。 PCにもこの能力の使用を目的としたロールを行いますが、実際に影響を及ぼすことはありません。 ですが、PL様の判断でこれらの設定を使用して頂くことは歓迎します。
□カンマ:集中1ターン ・相手の魔力の総量(精神力、集中力の数値)、相手が行使しようとする魔法の効果や性質の一部を見る。 ・PC、NPC問わず魔法生物、魔術師などの実体を持った対象と3回ロールする(0/3) ・感覚の数値が7に達する(0/1)
□ソーマ:集中1ターン ・魔法の技術を持っている相手に、自分の魔力の総量(集中力と精神力)の数値を1~15と偽る。 感覚のステータスの数値が高い相手には、見破られる可能性が高い。 ・精神力と集中力の数値が7に達する(0/2)
□フウマ:詠唱または動作1ターン ・対象一人は、あらゆる魔力の行使において強い精神的負荷を自覚し、集中を乱す。 詠唱魔法ならばその反義語を、何らかの動作を必要とする魔法ならそれを打ち消す動きが必要。 それらを必要としない魔法は妨害することができない。 ・PC、NPC問わず魔法の行使を4回目撃する(0/4)
□ハマ:詠唱1ターン、継続する場合は常に詠唱が必要。 ・対象一人は、あらゆる神、悪魔、精霊、霊といった超常の存在から認識されなくなり、 全ての加護、全ての呪いは消失する。 ・PC、NPC問わず正体が明らかな霊、精霊、悪魔などの対象と3回ロールする。(0/3)
□ザンマ:集中1ターン ・相手が何らかの魔法を行使した際、エネルギーを術者本人に逆流させ、 身体にダメージを与えた上で魔法を中断させる。 ・反射ではなく、あくまでエネルギーの逆流。ダメージは使用したエネルギーの量による。また、霊的実体には効果が薄いか、全くない。 ・直接的な攻撃魔法を受け、生き延びる。(0/1)
■教員としてのスキル(講義進行、指導、学校運営等々)。魔術全般に関する浅く広い知識。フィールドワークを行う上での最低限の技術と経験、ただし狩りはできない。魔法の痕跡や相手の魔術の特性を調べるための捜査の能力。
【正体】 遠い遠い未来、この世界の人間はあらゆる銀河、あらゆる時空の頂点に立つ。 ヘイフリックの限界により個としての死は運命づけられていても、 有性生殖による繁殖で、遺伝子は永遠を生きる。 この大地の支配に飽き足らず、やがては宇宙にも手を伸ばし、 いつか惑星を先物取引で扱うようになるかもしれない(それも近親者の貯金を勝手に使って!)。
本来であれば過酷な宇宙の環境に適応できず、 星を出ることなく潰える程度の種であった筈だ。 その「魔法」の力さえなければ。
かつて、進化の過程でこの星に降り注いだエーテルガンマ線バーストは、 それを危惧した外宇宙の神による仕業だった。 遺伝子に歪な傷をつけ、「魔法」の才能を奪う。 しかし、分厚い大気という名の神々の祝福に遮られ、 人間から魔法の力を全て奪うことは出来なかった。
ならば、その傷ついた遺伝子を受け継ぐが良い。 「ウィザード」は外宇宙の神の祝福を受け、人種や時代の垣根を越えて、 常に一定数この世に生を受ける人間の総称である。 本人自体は魔法の才能を持ちながら、その体からは微量ではあるものの、 かつて降り注いだエーテルガンマ線バーストと同種のものが放出されている。 魔法の才能が刻まれた遺伝子を傷つけ、相手の遺伝子を自分の遺伝子に書き換える。 それは性行為を伴わない強制生殖に他ならない。
【スタンス】 魔を封じることを信条としているが、しかしこの世にはすでに魔が溢れている。 出来る事にも限りがある。だからこそ理性が必要だ。 全てを否定したところで、滝は下から上へは流れない。 時代や状況によって変化するものではあるが、行動の指針としてそれを守る。
信仰:祈るのはその人の自由。神に力を借りてはいけないが、神は信じるべきだと思う。 錬金術:保留。薬学の知識と技術と言えなくもない。内容によるか。 神・悪魔:人間との交流を断てればよい。 エルフ:魔力を奪った結果、絶滅してしまうようなことがあるならそれも致し方なし。 ホビット:保留、このまま魔力を失い続けるのであれば。というか、魔力を失ったのは我々の功績では? オーク:お前たちの呪いは私が必ず打ち砕く。 バンクル:核を傷つけてでも魔力を奪いたいが……。 オートマータ、魔法生物:許容。既に生み出された存在を否定してはならない。ただし技術の研究と継承を防ぎたい。 ドリームズ:保留。魔法的な存在に思われるが、しかし夢はもともと人間の一部だ。 夢から自然発生したのか、それとも夢に寄生しているのかで判断が分かれる。
【財産と月収、住居】 教員としての給料。または斡旋されて霊、悪魔などを祓うエクソシストのような仕事をしていることが多い。 月収:20万(一か月の給料は殆ど残らず) 財産:70万 住居:教員用の寮に住んでいる
【趣向】 相手を侵食している事実に性的な興奮を得ている。 自分の遺伝子を刻んだ相手が子を作れば、事実上の托卵である。
【所持品】 ・各種魔術に関する学術書(高価) ・フィールドワーク用装備一式 ・古い手帳:接触した人物との出会った合計の回数、関わった時間、お互いの距離が詳細に書かれている異様な手帳。
【備忘録】 ■12月16日 普通の町娘 花屋(娯楽街2):3.652μWv/h 堕胎の花。
【経験点】 ・日常ポイント:4/5 ・戦闘・乱入NPCポイント:0/6 ・未使用経験値:0
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