クレバージャニター(Clever Janitor)
◆素性と人格 セネックス魔法学院の用務係的な役割を任せられている魔法人形。 女性型の素体に、人間女性の頭部を接続し製造されたとされる。そのためゴーレムとは思えない程人間らしい仕草や、生前そのものの性格を有する画期的な魔法人形と言われている。 学徒達からはそのあまりに人間じみた仕草に親しみを込めて、賢い掃除人……クレバージャニターと呼ばれた。
……というのは建前で、その正体はペナンガラン、頭部が内臓をぶら下げた形で身体と分離できる能力を持った妖怪である。 かつてはどこかで裏社会の仕事を請け負っていたりしたが、とある魔術師の新型の素体の実験に付き合ったせいで身体を失う羽目になる。 魔術師は身体の一部、もしくは殆どを失った者に対する義体の研究を行っており、その究極系ともいえ得る身体全てを置き換える事が可能な全義体を完成させようとしていた。 そしてその実験のため、それに接続する生体の実験体としてペナンガランという都合の良い条件をもった彼女に依頼が持ち掛けられた。 破格の報酬に目がくらみ実験に付き合う事にしたところ、見事に自身の内臓部分と義体は適合し実験は大成功……と報告しようとしたところ、 魔術師は彼女の身体とともに失踪、「そのまま3年間そのままで過ごしてもらう事で実験終了とする」という書き置きを残して。
現在は義体にに内臓部分を収納したまま上記の設定で生活している。本名あり伴侶もどこかにいるらしい。 失った身体を取り戻すために魔術師の情報を得るチャンスを狙って魔法学院に潜入した。失った身体を補う研究をしていた魔術師はノイヴェーレのダンジョンにも興味があったとも聞いた。 丁寧な物腰で生徒たちにも腰低く接するが、本性はそれなりに激情型で性悪でもあり理不尽な仕打ちを受けた時はいつか復讐してやろうと記憶している(見つかると不味いのでメモはとっていない)。 ◆容姿と身体的特徴 浅黒い肌をした女性。首から下は、女性型の魔法人形の義体。胸部や腹部前面は全機械化を成した際の為のメンテナンス用か開く事ができるが、それをやると人間同様の「中身」がお目見えすることになる。 いざとなったら上半身の外部装甲をパージし「中身」だけで逃げる事もできる。 魔法人形として振舞っているが、中身は生体なので人間同様の生理現象がある。勿論食事も必要。義体の下半身にはにはそのへんの臓器とうまいこと接続するための穴も設計されているようだ。 質素な下働き用の衣装。
◆職業 魔法学院の掃除家政婦ロボ扱い。一通りの家事料理はできるが、足が遅いので緊急の対応はできない。
◆技能 <内部武装> マンティスブレード:前腕部分と下腿部分に折り畳み式ナイフのように刃物が収納されている。元々身につけていた暗器術と相性が良い。
防刃装甲:頭は生身だが、義体部分はそこそこ頑丈な防刃装甲で覆われている。そのへんの暴漢のナイフ程度なら傷つかない。破損した場合は再生しない。
重量級:素体骨格には金属が使用されているため重い。そのウェイトを生かせば強力な攻撃にはなり得る。
換装:四肢、装甲を換装できる可能性がある。適合するものが手に入れば、だが。
鈍足:適合が良いと言っても、義体なので素早く移動することができない。物凄く自分でもイライラする。その場で振るう刃物はそれなりに速いが。
鈍感:義体には触覚温痛覚が無い。元は優れた感覚の持ち主だったが今は視覚聴覚に頼ってなんとか普通レベルに。因みに子宮卵巣があるのに体表の感覚が無いのでムラムラするとめちゃめちゃイライラすることになる。
家事:主婦をやっていた経験から割と家事ができる。料理も商売としてやっていた時がありそれなりにできるようになった。何気に今一番役に立っている技能。
◆財産と持ち物 学院支給の用務員服。 一応人権が認められていて学院から安い給料と自室をもらっている。
所持金:10万yen
◆成長 日常:0/5(0) バトル:0/6(0) 未使用経験値:0
◆面識 ルナ:陰キャ学生。財布の底は抜けてそう。 (エヴァン):クレイマン職員。好みのタイプではあるが、油断ならないおっちゃん。
◆近況
◆種族限界/妖怪だが一部特殊能力があるのみで本来身体的能力は人間と変わらない。下記は義体としての限界。 力:7 素早さ:2 タフネス:12 感覚:7 知力:7 集中力:7 精神力:7 器用さ:7 日常【3/5】 戦闘【0/6】 |
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