「大義の為にさあ参ろう!!!!なに恐れることは無い、この「雷霆のダルシェ」がいれば百人力であるからな!わっはっは!!」
名前:ダルシェ=ボン=クレオール 性別:女性 年齢:22歳 種族:人間
外見と服装:金髪のボブカットに青色の瞳、常々笑顔でハキハキ立派に喋る、白銀の鎧に赤色のマント、背はちょっと高め。
背景と経歴:ダルシェは騎士王国ジハードに仕えた偉大なる3人の騎士の一人で、「雷霆のダルシェ」として知られていました。 彼女はいつも明るく笑顔を絶やさず、演技らしい大げさな喋り方で愛され、少々騙されやすい一面があるものの、立派な騎士として認められていました。 彼女は「炎帝のベルガモット」と「白竜のガンビア」という仲間と共に、「3つ首」として呼ばれ、騎士王国の平和を守るために活動していました。
ダルシェは雷鳴が轟く槍「シスクード」と、ありとあらゆる障害を断ち切る「デスパーダ」という剣を振りかざし、白い馬にまたがって騎士王国の平和を守る使命に身を捧げていました。 彼女は弱き者を助けることに喜びを感じており、騎士の誇りと勇気を胸に行動していました。
明るい性格の彼女は人々に希望を与える存在であり、勇敢さと情熱を持って民から愛されていました。
ーー近年の報告書ーー
「悪魔ども!例え欺こうとも、このダルシェの目は偽れぬぞ!!」
ダルシェ=ボンはかつて王国の騎士であり、「三つ首」として知られる名手の一人だった。彼女は炎帝のベルガモットと白竜のガンビアと共に活躍し、民を守っていた。
ある時、騎士王国を悩ませる大きな迷宮の危機に立ち向かうため、「三つ首」の3人は100人の兵士を連れて東の霧深いダンジョンへと遠征した。 しかし、迷宮の恐ろしい瘴気で一行は正気を失い、ベルガモットは戦死、ガンビアも姿を消してしまい。連れた100人の兵士も大半が命を落とす惨事となった。
ダルシェは正気を失い、気がつけば逃げ出していた、彼女は迷宮の瘴気と、騎士の使命に背き仲間と友を見殺しにしてしまった事で完全に発狂してしまったのだ。 今の彼女はただ己の「大義の戦い」を続けるため、目的もなくさ迷い歩き、殺戮を繰り返すだけの存在と化している。 最近はとある盗賊組織に騎士さまとおだてられ、制御されているようだ。
彼女は正気に戻る事はできない、逃げ出した時に完全に心が破壊されてしまったのだ、今でも彼女は戦いと血の中に己の精神を逃がし続けている。
もしも戦いを望まなければ、彼女が「大義の戦い」に馳せ参じていない時に限り、会話をすることで戦闘を抑止することは可能だろう。
ただ間違っても彼女の大義を問い建ててはいけない、そのような存在はすべて「悪魔が欺くための嘘」だと認め、強烈な敵意を向ける。 例え正気に戻したとしても数百人も見殺しにした重責に彼女は耐えられる筈もないだろう。
能力やスキル:
雷鳴響く大槍「シスクード」 長さ2mにもなる大槍、常に微弱ながら雷の力を蓄えており、彼女はこれを片手で扱う。 雷の力は蓄えることで大きな一撃にもなり、特に赤熱化するまで電力を蓄えた一撃は周囲一帯を薙ぎ払うほど。
白銀の剣「デスパーダ」 腰に携えた一振りの片手剣、その刀身は白く光り、鋭い。 シスクード同じく雷の力を蓄えることが可能、その時には赤熱化し、鉄を溶かし肉を焼き切る刃となる。
スキル「雷霆」 例え快晴であろうが自身に雷をまとわせる能力、武器を掲げて解り易い口上をあげて行う。 嵐だとより強力、基本的に身体に爆発的に電力をまとわせる能力の為、攻撃には使用することは少ない。
鎧の効果で常に帯電している特性も持つ。
性格と特徴: 明朗かつ単純明快、割とオバカ、狂気に陥ってからはバカ具合が更に加速した。 口調は正気のころと変わっていない、時代遅れでおおげさなな喋り方をする、あと声がデカい。 基本的に弱者を救い強気をくじく思考の持ち主、ただし今は戦いに取りつかれ、その戦いを供給してくれる盗賊団を「同胞」と解釈しているようだ。
今は国から譲り受けた大槍「シスクード」と剣の「デスパーダ」を振い戦いる、また、正気を失う前からの愛馬「グレイスフル」にまたがり移動してる。 無論、グレイスフルも瘴気の影響により完全に異形と化している。
ーーさらに追記(※未発覚情報)ーー
重騎士のベルガモットは迷宮の奥地で物言わぬ怪物と化し、ガンビアはおぞましい見た目となり犠牲者に恐ろしい拷問を与える恐ろしいクリーチャーになり、100人の兵士は狂気から己を守る為にひとかたまりの人の怪物になってしまった。 そのことを考えると、それだけの影響を受ける迷宮から逃げ出し、かろうじて会話が可能なダルシェは元々はたぐいまれなる善性を持っていたのだろう。
狂気を発露させながらもその性格は明瞭で純真であり、喋り方も演技がかっており、戦いを行っていない場面では人格者のようだ、ただし倫理は完全に彼女の中の大義に染め上げられている。
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