『器を知っておいた方がよかったなぼーや。俺みたいに弁えることは大事だぜ?』
◆名前 クロード・クリン・クラン
家は捨てた。けれども家名を捨てるのは忍びない程度に母と姉に申し訳なさはある。
◆容姿 燃えるような真紅の髪に黒を基調とした格好の上背のある美丈夫。 成功的な体験に恵まれなかったために自己評価が低く、とかく物事を悲観的な視点で見がち。 冒険者としてもアウトローとしても、ヒモとしての生き方も定まらない半端なハーフボイルド。
◆来歴 騎士王国ジハードの名家クラン家の嫡男。 しかし差別的で旧態依然な国風に嫌気がさし、14の時に起きたとある事件を機に実家から決別。 こんなところにいられるかと全部の権利を破棄するから好き勝手させてもらうと中指立てて出奔。
その後は行商の護衛をしたり逆に盗賊もどきの一団に入ったり、流れに流れていつのまにかノイヴェーレ市に辿り着き気づけば数年が経ち今に至る。
◆技能 《焔の後継》 騎士の名家でありながらクラン家は特殊な立場にあった。 剣と盾と鎧を表向きには身に纏うが、その本業は拳と短剣と魔術を扱い諜報と粛清を担う。
クロードは歴代の当主の中でもその才覚は優れており、家名を馳せた初代の再来として将来を嘱望され《焔の後継》と渾名されていた。
しかしそういった技術の粋は本人の気性には合わず、 また完全に身に着く前に飛び出して自堕落な環境に身を置いているため少年時代よりもその腕前はさび付いている。
《寸打》 発剄、浸透剄、或いは鎧通しと呼ばれる技術に近いものを魔術にて再現する。 密着した距離からの震脚を行い、相手の内部に直接魔術による熱衝撃波を叩きこむ。 完璧に決まれば鎧や装甲などによる守りを無視しての一撃を加えることが可能。
威力は大きいが発動には密着距離での「溜め」が必要なため、使用には大きなリスクを伴う。
《神経拡張》 ブレイクと呼ぶ神経間隔を鋭敏にする魔術。 本来はダイレクトに肉体と神経を繋ぐことにより、認識能力を拡大化したうえで肉体反応を高速化させる。
しかし過敏な反応の維持は崩壊にもつながる。リスクを忌避した為に上手く扱うことが出来ず、現在は空間把握などの認識能力にのみ効果を発揮することができる。
《暗殺路上格闘魔術》 叩き込まれた《焔の後継》としての暗殺者の業と荒んだ環境で生きるための術がちゃんぽんになった結果。 弱くなってる?仰る通りで。
《魔術師》 学園で習う基礎体系の魔術に精通する。 ただし学ぶ上の知識においてであり、実践で扱える程に洗練された技術は数多くない。 学術事態は好きな分野であり幅広い分野にも詳しいのだが、如何せん金銭を得る手段には繋がらないのであまり意味はないと嘆いている。
【光源作成】 光り輝く光の玉を中空に生み出す。 夜闇の空間でも視界を確保することが出来るだけでなく、瞬間的に魔力を注ぎ光量を跳ねあがらせて炸裂させることで閃光弾としての役割も果たす。
《騎士百般》 騎士として学ばされた剣術、徒手格闘、乗馬、礼節など様々な技術。 手広く行える器用貧乏。
《射撃》 殺意の極。必ず殺すための技。暗殺術の一つとして教え込まれた。 しかしあんなクソ高いもの使う機会もない。
◆財産と持ち物
所持金:100,000エン
何もしなければ生活費で-2万エンの赤字。 困窮しているときは女友達に集るヒモ。
スラムでは何でも屋を自称してあれこれの仕事を請け負うことがままある。 仕事の入りは基本的に暇人。依頼の値段の相場もその時のノリと気分でちょくちょく変わる。
冒険者ギルドにも登録をしているので非合法なものはあまり手を出さないが、真っ当な稼ぎとも言い難い。
・短刀 何の変哲もない数打ちの安物。刃渡りが短く片手で扱え取り回しやすい。
・投擲用小刀×6 スローイングダガー。投げるのに最適解の形状と大きさ。
・手甲 拳ってのは案外脆くて柔い。直に殴ると痛めるために保護するためのものを手袋の甲に仕込む。
・鉄板入り作業靴 爪先を鉄板で補強した靴。殺意の塊。
・石礫 指弾用にいくつか懐に常備。不意打ちと牽制の手段。金が掛からない。 良い感じの石ころを探して小石拾いをしているいい大人の姿がたまに公園で見かけられる。
◆面識 リリィ リロ ヴィルジニア スーニア (ルーチェ)
◆経験値
日常 0/5 戦闘 4/6
◆種族限界/人間 力:7 素早さ:7 タフネス:7 感覚:7 知力:7 集中力:7 精神力:7 器用さ:7 |
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